こんにちは 小田部久子です
小さな会話ですが、息子と毎日する会話があります
それは今日の空の事です
学校に送る時「今日の空はいいね」と、それはとても短く簡単な会話です
気象予報士を夢みているわけもありませんが
息子は小さいころから空がとっても大好きでした
小さいころは泣き虫で、泣いているわが子へかける言葉は
「お空!見て」でした
息子は空を見あがげると、決まってこう言いました
「真っ青!」
すると、空の魔法にかかったように、一瞬で泣き止んでしまうのです
私たち親子は、こうして「空」に助けてもらって生きてきました
でも最近息子が「今日の空はいい空している」という空を私が見ると
「この空いい空かなぁ?」と疑問に思ってしまうのです
一般的に澄んだ青空で色美しく、白い雲が流れていてそんな空をいい空というのではないか
と私は思ってきました
ですが、息子の「今日の空はいい」という空をみると、そんな空
の時ばかりではないのです
「いい空だね」とは言えない日もあります
だって曇りの日にも「今日はいいねぇ」というのですから…
「今日の空、そんなにいいかなぁ」と心の底から思ってしまうのです
理解不能になり、お天気のいい日に聞いてみると
お母さんのいう「空」はつまらないと言いました
「雲一つない空は一番つまらないんだよ」と
宇宙はあまりにも遠いけれど、遠いものはいつも近くに感じる
それは何故か!それは「雲」だよ
「雲」はそれと同時に、宇宙が深遠で、どんなに偉大なものかを教えてくれるのも「雲」なんだ
「雲」はすごいよ
と言いました
今、私は毎日「雲」に学んでおります
息子が毎日毎日眺めてきた空は、あまりにも美しく果てしない
子どもは大人以上に毎日空を見上げて生きてきたに違いない
息子が毎日毎日眺めてきた「空」
今、目の前に立ちはだかる大きな壁を前に「空」から勇気をもらっています