こんにちは 小田部 久子です
休日に、日光霧降高原のキスゲを見てきました
私は今まで日光霧降キスゲ平園地の1445段ある階段を、
500段しか登った事がありません
でも今日は、頂上まで登ろうとシューズのひもを引き締め登りました
鹿沼では30度の気温でも、この日の霧降は、駐車場の気温で19度
なので1445段の上空はもっと寒いだろうと思いました
この日は、霧がいつもより多く、500段くらい登った地点では
目の前を、沢山の霧が早く流れて行く景色がとても神秘的でした
1000段くらいになると、登ってきた下を見下ろしても、霧しか見えず
黄色く咲いたキスゲの花と、真っ白い霧だけの静かな景色の中を
時折、美しい鳥の声が響きます
耳をすますと風の「ゴォー、ゴォー」という音が聞こえてくるのです
神秘的な景色に思わず立ち止まってしまいました
私達の普段の生活で感じる風は「そよ風」だったり「木枯らし」だったりいろいろあるけれど
ここでの突き上げてくる様な「ゴォー」という、うなる様な風に
今までにない不思議な、初めての感情を持ちました
「天上」とはこんな風景の事をいうのかなと思いました
帰宅してからキスゲ平園地のホームページを見て知ったのですが
私が昇った階段は「天空回廊」と名付けられておりました
まさにその名の通りの場所でした
宮崎駿監督の作る映画は「空」と「風」は一流であると伺いました
私はこの景色の中で突然、宮崎監督の映画の中での
「風が流れている」とか「風だ」とのセリフと場面を思い出していました
ビジターセンターのウッドデッキで景色を眺めながら
美味しそうにコーヒーを飲んでいる方々の顔が、とてもいい笑顔でした