こんにちは 小田部 久子です
アメリカ建築の巨匠 フランク・ロイド・ライトの設計の
東京・池袋にある国の重要文化財である「自由学園」を見学してきました
自由学園は大正10年に女学校として創立されました
生徒の使用する机から椅子、食堂のテーブルに至るまで
全てが建物と庭と家具が統一されて設計されており
窓からの光も、ロイドの計算された窓枠から差し込むと、まるで美しい絵画の様でした
外光を巧みに取り込み、幾何学的な装飾を用いて
変化に富ませた内部空間は、ここが学校とは思えず、まるで美術館を歩いている様です
教室、講堂、ホール、そして廊下に到るまで歩いているだけで
「学ぶとは」「建築とは」とのロイドの答えが聞こえてくるようです
なにより、ロイドの設計はあたたかい
女学校時代の当時、ホールとして使用されていた部屋には
この建物のデザインを特徴づける幾何学模様の窓を配しています
そして広い壁一面には、創立10周年に記念して生徒たちの手による
旧約聖書の「出エジプト記」の一節を描いたフレスコ画が描かれておりました
これは本当に素晴らしいです
雨の休日を、バラの咲く緑の美しい庭を眺めながら自由学園で
静かな時を過ごしました