こんにちは 小田部 久子です
河口湖畔にある染色家の久保田一竹美術館に行ってきました
迎えてくれたくれたのは、溜息がでるほど、それはそれは美しい正門でした
作者の夢であった、富士の春夏秋冬、そして宇宙を描いた辻が花染の見事な80連作の着物と
まるで胎内にいるかの様な落ち着いた空間をという、一竹の意図で設計されたこの美術館は
触れれば温かみの感じる、どこにもない美術館でした
訪れた後から知った事ですが、ここは
ミシェラン観光ガイドに掲載されている、ミシェラン三ツ星美術館でした
一竹が世界の人々を招く為、日本一のもてなしの場を目指して作ったと言われています
ここに立つと「思いやり」というものの偉大さを感じました
そして、正門を見ただけで、だれか偉大な人間に出会ったような感覚に陥ります
人格の偉大さというものを感じた瞬間でした
「何かが違う」そんな不思議な気持ちを抱き、
誘われるかのように、中に中にと入って行ってしまいます
80枚の着物の連作の、一枚一枚の見事な事
一竹はフランスでフランス文化勲章の受賞をしました
また、ユネスコの世界無形遺産に登録された、歌舞伎の衣装の作品があります。
これは一度見たら忘れられない作品です
美術館は50本の紅葉回廊と呼ばれる紅葉並木を通りすぎた奥にありました
河口湖畔から見る富士の山は美しく、次回は桜咲く春に訪れたいと思っています